海苔の役割を味わいながら食べるラーメン
海苔とラーメンの取り合わせは盛りつけとして珍しくはありませんが、その相性と食べ方には人それぞれいろいろな方法があります。海苔をラーメンの上にのせると繊維がスープでほぐれてバラバラになります。この状態が調味料の感覚で、ラーメンのスープに海苔が一種の魚介の風味と味わいを加えます。海苔はなんでもよいわけではありません。ラーメンにあうというより風味と味わいが重要なので、できるだけ品質と上位ランクの海苔が好ましいといえます。ラーメンのスープには業界もたくさん使われているものがあり、あっさりとしたスープにもアクセントになります。海苔と炭水化物と考えると、ご飯とラーメンにも共通点が見えてきます。ご飯巻き付ける感覚で海苔をラーメンの麺に巻き付けて食べると、違った触感の食材のハーモニーを楽しむことができます。できるだけ乾燥している間に試したい食べ方です。海苔はラーメンの中では具材のうちのひとつにしかすぎません。焼き豚やネギやもやしに比べてトッピングとしては役不足の感はありますが、色と味はそれらに引けを取ることはないどころか、こってりとしたスープの中でもひときわ独特の存在感を醸し出しています。海苔とラーメンの組み合わせは人によって様々な楽しみ方があり、麺とスープの違いによっても味のバリエーションは変わってきます。おいしい海苔とラーメンがあれば食べ方は自由なので、自分なりのおいしい食べ方を見つけることが大切です。
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