高血圧食でも対応可能な海苔の塩分

 

海苔は従来から日本で食べられてきて、広く健康に資するものとして知られてきました。実際に海苔に含まれている栄養素としては、海苔1枚食べるだけでもタンパク質や食物繊維といった体を作る成分であったり便通をよくしてくれる成分が含まれているとともにビタミンA、B、CそしてビタミンEといった体調を整えてくれる成分や髪や肌等の血行を良くしてくれる成分が含まれています。そしてこの海苔については日本人のみが体内で消化できるという特質をもった日本人にとってはなじみの深い食べ物でもあります。 このような体に良いとされる海苔ですが、高血圧等の病状があって塩分摂取を控えるように指導されている方々が食べることができるのかという問題があります。海苔そのものが海で取れるものであり、かつ、海面から取り出したものについて天日干し等で乾燥させるために海水の塩分がそのまま残るためにせっかくの栄養価が豊富であっても食べられないのではないかという心配があるからです。実際に高血圧等の方の食塩摂取量は一日当たり6グラム程度に制限されることがある ので何にでも食塩が入っている現在においては口に入れるものに気を付けないとすぐ許容量オーバーしてしまう状況ですが、結論として気にしなくてよい程度の塩分しか含まれていない健康食品といえるのです。実際に一袋で5枚程度の既製品の塩分量表示などには0.06グラムといった低塩分の表示がされています。その割に味は濃いという特徴があるので塩分量制限がある方は日常の食事に海苔を取り入れてみるとよいでしょう。

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