海苔の品種を比べてみよう

 

食卓にあると嬉しい海苔も、実はいろんな品種があります。養殖もよく行われているのが紅藻類のスサビノリです。アサクサノリも名前は聞いた事があるかもしれませんが、紅藻類で隅田川流域で養殖される江戸名産の一つとして知られています。味や香りは一級品とされるものの、養殖に手間がかかり、病気などにも弱いのでより一層稀少品として扱われているのです。ナラワスサビノリはアサクサノリよりも繁殖力が高く成長も早いので、全国で養殖されています。アサクサノリと交配しているものもあります。また、岩場に自生する天然ものとしてウップルイノリなどもあります。 海苔の品種も見ているとたくさんあるので、たまにはパッケージなども見ながら吟味して選んでみて下さい。加工の仕方でも生や乾燥、焼いたもの、味付、青のりと普段食卓で馴染み深いものばかりでも、いざ見てみるとどんな風にできているのかと考えてしまうものです。生はまだ減量の状態と言ってもいいものですが、それを乾燥すれば板状になりますし、焼けば焼きのりというように変化していきます。焼きのりに砂糖やしょうゆで味をつければ味付として販売され、のりを乾燥させてから細かく砕くと青のりになるのです。 他にも産地や等級など様々なわけ方をされているので、海苔の品種がどうなっているのかと合わせてみていくと、自分の好みの味のものを見つけやすくなります。毎日食べても飽きないぐらいに美味しいものを食べ比べながら探してみましょう。

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