無添加の味付海苔は秘伝のタレが命

 

味付海苔は加工食品の一つです。海苔は晩秋頃になると比較的潮周りの良い浅瀬に海苔棚が作られ、種となる海苔を植え付けるような形で栽培が行われます。潮周りが良い場所を選ぶ理由は栄養となるプランクトンが豊富である事、良質の製品を作り出せるなどのメリットを持ちます。春を迎える事になると、養殖棚で成長したものを収穫、天日干しもしくは機械乾燥を行い板状の製品が完成します。加工品には添加物が加えられる事が多いのですが、添加物は食品の品質を維持させる目的、見た目を良くする目的などがあります。人工的に作られた添加物は健康に良いものではないなどからも無添加の食品を好む人も多くなっています。 一般的に市販が行われている味付海苔は加工品などの理由からも人工調味料が加えられた形で製造が行われていますが、創業大正5年の北畑海苔店の味付海苔は無添加食品、添加物を一切使っていないなどからも安心して食べる事が出来ます。ちなみに、北畑海苔店の原料となる海苔は、九州の有明で収穫を行ったもの、有明の中でも佐賀県漁連を初め、福岡柳川漁連や大和高田漁連の業界内でも定番と言われている九州三地区の高級海苔を主原料などの特徴を持ちます。先代のタレを使って味付けした味付海苔は無添加であると同時に、海苔の甘みや旨み、甘辛く仕上がっている濃厚タレ、タレに含まれている鰹節やエビの旨みも合わさり、しっかりとした味付海苔など、ご飯を何膳も食べたくなるおいしさがあります。

海苔の豆知識一覧へ戻る