海苔の日にちなんだ豆知識です

 

2月6日は海苔の日だということをご存知でしたか。その起源は「大宝律令」にあるようです。大宝律令では、租税として29種類の海産物を納付するように記載してあります。海苔もその一つと考えられていました。海苔が貴重な食べ物だったということがわかります。大宝律令が制定されたのは、大宝2年1月1日です。これを西暦に直すと702年の2月6日になります。そのため、大宝律令にのっとって海苔に対する感謝の心をこめて2月6日を「海苔の日」を定めたという豆知識です。語呂合わせが多い日の設定のなかで、海苔が大宝律令の時代から珍重されていたとは驚くべきことです。 海苔の日にちなんだ豆知識として、「海苔」という名前は、ヌルヌルするという意味の「ぬら」がなまったものといわれています。平安時代には、「紫菜」と書いてのりと呼んでいました。江戸時代になって「海苔」という漢字がつけられるようになりました。数え方は帖です。10枚集まると1帖になります。製造方法が浅草紙のすき方を参考にしているので紙を数える単位で帖が使われたようです。あさくさのりと浅草紙の創始地はともに浅草で、隅田川の源流を利用したことなど両者には深い関係があったようです。 日本の伝統的な旨み成分といわれる「グルタミン酸」「イノシン酸」「グァニル酸」これらを3つとも含む天然食品は海苔以外にありません。ちなみにグルタミン酸は昆布に、イノシン酸は鰹節に、グァニル酸は椎茸に多く含まれています。参考になる豆知識です。

海苔の豆知識一覧へ戻る