和食ブームをきっかけに人気が高まる海苔
2013年に和食が伝統的な日本人の食文化としてユネスコが登録する無形文化遺産に認定されてから和食についての海外や日本国内の人気が高まってきています。そして伝統的な日本の食文化の1つである海苔も外国での和食の流行がきっかけとなって輸出が増えているのです。 世界の44ヶ国に輸出されている海苔のほとんどは、スシロールと呼ばれる巻き寿司に使われる焼き海苔ですが、寿司店やラーメン店などといった日本食レストランで使われるだけではなくスーパーマーケットに設けられている寿司コーナーで商品として販売されたりしています。また、わさびや梅で味付けしたおつまみ代わりに食べることができるスナックとしても人気です。 日本国内では近頃おにぎらずというものが人気となっています。作り方は全形サイズの海苔を利用して、ご飯と具になるおかずを握ることなく包み込んで作ると言うものです。手軽に作れるだけでなく味も美味しいという理由で人気が高まっていてレシピもたくさん紹介されています。 海苔は養殖の仕方や産地により柔らかいものがあったり、しっかりとしたものがあったりしますが、柔らかいものは食べる直前に握るおにぎりに適していて、しっかりとしているものは巻き寿司に適しているので使い分けると便利です。 何重も検査を受けて品質が維持されている国産の海苔は外国でも安全であることが知られているので、これからも和食ブームにより海苔のニーズは多くなっていくことが予測されます。
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