海苔に含まれる可能性のある添加物
日本人にとっては昔からおなじみの食材である海苔ですが、基本的には海藻なので、高い栄養価や旨味成分も含まれている健康に嬉しい食材です。しかしながら海苔そのものだけなら問題はありませんが、より濃くて美味しくするため、添加物を加えているケースも結構あります。 そこで海苔に添加物が含まれているかどうかを注意したいのはとくに焼き海苔や佃煮などで、こういったものは海苔の中でも比較的濃い味付けとなっているため、余計な添加物が含まれている可能性も高いです。たとえば自然の甘味ではない異性化糖の添加物としてぶどう糖果糖液糖があり、これは糖尿病や肥満に関係している可能性もありますし、遺伝子組み換えのトウモロコシが原材料となっているケースが多い傾向にあります。また同じく甘さを求める場合に使用する甘草は、グリチルリチン酸が主成分であるため、グリチルリチン酸を含む薬剤を服用している場合は注意が必要です。他にも調味料でアミノ酸と表記されているものは、アミノ酸も一つでなく複数を含めているケースもありますし、カラメル色素も許容量が定義されているケースもあります。 もっともすべての添加物が身体に悪影響を与えるわけではありませんし、どのような影響が出るのか未知数な部分もあります。しかしそれゆえに出来るだけ摂取しないようにした方が無難でもあり、これらの添加物は焼き海苔や佃煮にもよく含まれているため、購入する際には成分表をしっかり確認し、出来るだけ安全なものを選ぶようにしましょう。
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